つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。青山ブックセンター六本木店が平成30年6月25日、38年の歴史に幕を下ろしました。経緯を込めて、備忘録に書き残しておきます。
<追記あり:2018/08/19>
【目次】本記事の内容
六本木のランドマークだった青山ブックセンター六本木店
昔からの六本木のランドマークといえば、アマンド六本木店。そして青山ブックセンター六本木店でしょう。
ABCという略称でも呼ばれた同店は、その筋の業界人やセンスある方々に愛されてきました。
今回、閉店が発表されたのは5月7日でした。
青山ブックセンターからお知らせ
2018年5月7日
青山ブックセンター六本木店 閉店のお知らせ
お客様各位
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、38年に渡りお引き立ていただきました青山ブックセンター六本木店は、
6月25日(月)をもちまして六本木店としての営業を終了し、
表参道の青山ブックセンター本店に統合することとなりました。
皆様の温かいご支援の中、これまで営業してこられましたことを厚くお礼申し上げます。
なお、ポイントカード(HonyaClubメンバーズカード)は引き続き青山ブックセンター本店にてご利用いただけます。
書籍ご入用の際は、表参道の青山ブックセンター本店をご利用・ご用命賜りますよう
よろしくお願いいたします。
今後の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
青山ブックセンター六本木店スタッフ一同
たしか10数年前にも経営難で閉店に追い込まれましたが、経営母体を変えながら38年間存続してきました。
この時には大規模な署名運動が繰り広げられました。
しかし、今回は惜しまれつつも、完全閉店。閉店後は、本店の青山店に統合される形となります。
青山ブックセンター公式ホームページ
http://www.aoyamabc.jp/
青山ブックセンターとの別れ……惜しむ声をツイッターから拾ってみました
青山ブックセンターとの別れを惜しむ声はツイッターにも溢れていました。
いくつかを無造作にピックアップしておきます。
地元なので小さい頃からよく行った.高校生と大学生のときに閉店騒ぎあったけど,今回は本気で終わりなのか…
街から消える本屋 惜しまれつつ、青山ブックセンター六本木店が25日に閉店 | THE PAGE 東京 https://t.co/eVTZOjULTR via @thepage_jp— 落合陽一 (@ochyai) 2018年6月24日
六本木の青山ブックセンターの前を通るたび、長続きしてもらいたい一心で高額の映画本を購入するのが習慣だったのだけど、小さな努力は実を結ばなかった…。WAVEが無くなって久しく、ついにABCもなくなる。時代は変わり、六本木も変わる…。
— 矢田部吉彦 (@yoshiyatabe) 2018年6月26日
青山ブックセンター六本木店は今日で最後、夜の10時まで。とのことで来てみたら文庫のランキング1位はなんと『数学する身体』。そして1万円を超す買い物に…六本木に来たら当たり前のように寄っていたお店、編集者としても読者としても、最後までお世話になり、ありがとうございました。 pic.twitter.com/PV8YBs6CoK
— 足立真穂 (@homahomahoma) 2018年6月25日
青山ブックセンター六本木が閉店らしい。出張で来た時、深夜まで撮影しててよってデザイン書漁ってた。若き日の思い出。 pic.twitter.com/pfrsoNLCeR
— 前田高志 (@DESIGN_NASU) 2018年6月25日
青山ブックセンターが閉店。六本木のこの店には映画に関する稀少本が取り揃えられていて、よく通っていた。ヘアが解禁になる前に海外からの無修正の写真集をこの店で買った。一度は潰れかけたがファンの声に支えられ、再建の道を歩み、朝5時まで営業で読書の灯りをともし続けたが、遂に力尽きた。合掌
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) 2018年6月26日
街から消える本屋 惜しまれつつ、青山ブックセンター六本木店が25日に閉店 | THE PAGE 東京 https://t.co/xUrRZv4XHw
(今惜しんでいる人が,ずっと愛顧していれば無くならなかったのではないか,と思われる事例は多数.
類似の事例として,古典芸能が滅ばないためにも,身銭を切るお客様は大事)
— ryugo hayano (@hayano) 2018年6月24日
1980年以来、38年間の営業を経て、本日6月25日22時をもって閉店する青山ブックセンター六本木店に来た。アート系書籍の品揃えに定評があり、内装も独特な吹き抜けの2階建てでオシャレ。最後の姿を見守ろうと文化人っぽい人たちが名残惜しそうに店内をうろついてた pic.twitter.com/px30FRqUGu
— すずき@青山ブックセンター六本木店最終日 (@michsuzu) 2018年6月25日
そして、これが別れの瞬間となります。
最後の買い物をするお客さんの行列をさばき終え、閉店予定時刻の22時を大きく過ぎた22時36分、「38年間、どうもありがとうございました」という店員さんの挨拶とともに、青山ブックセンター六本木店は営業を終えた pic.twitter.com/I9sk76frpV
— すずき@青山ブックセンター六本木店最終日 (@michsuzu) 2018年6月25日
着実に「書店」は減ってきてるが、総坪数は増えている。しかし、現実は?
書店数はキレイに右肩下がりで店舗数を減らしてきています。
しかし、総坪数は増えてきています。それだけ大型書店が増えてきているわけです。
現実には小さな本屋というスタイルはよほど個性的でないと存続できなくなってきています。結果、「書店空白自治体」が増えてきています。
北海道、沖縄県、長野県あたりの書店閉店は深刻のようです。
実際、ネットですぐに買えてしまいます。書店に足を運ぶ必要はほとんどなくなりました。
これが時代の流れなんでしょう。
私は本屋さん大好きです! そして本屋さんの未来は暗くないと思います!
私は本屋さん大好きです。
小さい本屋さんは苦手ですが、大きな本屋さんならずっといても飽きずに時間を忘れて楽しめます。
さまざまな本の一覧性、思いがけない偶然の出会い、タイトルやナナメ読みで得られるブレーンストーミング……本屋さんは刺激の宝庫です。
この辺の魅力はネットでカバーできない部分です。
これからも知的エンタメの発信基地として大型書店は存続し続けるでしょう。
小さな書店は個性に磨きをかけるだけではなく、新しい価値を創造していく必要に迫られていくでしょうが、きっとそれはプラスに作用すると思っています。
私もブックカフェ&イベントスペースやりたいです。
困っている本屋さんがいたら、ぜひ私を企画者として雇ってほしいところです(苦笑)。
いいアイデア出しますよ!
<追記>「青山ブックセンター六本木店」が空っぽになった……
ツイッターに「青山ブックセンター六本木店跡」の現状が流れてきました(2018年8月16日時点)。
これです。
Facebookを覗いたら友人が六本木 青山ブックセンターの空っぽの写真をあげていた。若い頃からあんなに通って長い時間を過ごしたあの場所は「もうない」のだと思い知らされた。 pic.twitter.com/hWIEv3CLOB
— naoko hatano 羽田野直子 (@hnaomilk) 2018年8月16日
完全に「空っぽ」になってしまいました。
青山ブックセンターに限らず、大事にしていた場所が消えてしまうことは悲しいことです。
どうしても避けられないことではありますが……。
では!
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