つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。「モノを売るのではなく、心を売ることがビジネスの真髄である」といった話は、よく耳にされていると思います。
では、「心を売る」とはどういうことでしょうか? 心……例えば相手への思いやりや真心、気遣いなどでしょうか。言うまでもなく大切なことです。しかし、それはあくまでも人間関係の基本的なことにすぎませんし、その程度では実際に大きな結果を出しにくいはずです。
「何を売って、何を得るのか?」。これは生きる基本であり、商売の基本です。今回は「何を売って、何を得るのか?」を掘り下げてみようと思います。
【目次】本記事の内容
何を売るのか? 「心を売る」では漠然としている!
ビジネスの基本として、「心を売る」ことの大切さが説かれています。
では、「心を売る」とはどんなことでしょうか?
相手への思いやり? 真心? 気遣い? 謙虚さ? 自分と同じように接する? 喜んでもらう?
もちろん間違いではありません。
しかし、それでは漠然としています。
そもそも、それは人間関係の基本です。
では、さらに「心を売る」を因数分解してみましょう。
・ ・ ・
まず「売る」という行為を考えてみましょう。
相手からすれば、「買う」という行為となりますね。
つまり相手はどんなことにお金などを出してくれるのかを掘り下げてみましょう。
相手は何を買ってくれるのでしょうか?
○相手がお金を出すのは、2パターンが基本
相手がお金を出す基本は、つぎの2パターンとなります。
まず、(1)労働力(才能や時間など)に対して出してくれます。
そして(2)喜びなどに対する対価としてお金を出してくれます。
これに異論はないでしょう。
これをベースに考えると、私たちが何を売っているかも見えてきます。
○私たちが売るものは、2パターンではなく、3パターンある!
買うパターンが2つならば、売るパターンも2つのはずです。
では、考えてみましょう。
労働力(才能や時間など)に対しては、(1)能力や時間を切り売りしているわけです。
そして喜びなどに対する対価に対しては(2)相手の心を動かす何かを提供していることになります。
世の中では、相手の心を動かすために「物語性を持たせる」や「信頼」など、さまざまなノウハウが氾濫しています。
列記してみましょう。
・ほめる(喜ばす)
・絆や共通性などで関係性(親和性)を深める
・承認欲求を満たす(期待、信頼)
・感謝も気持ちをかける
・礼儀を忘れない
・言葉や行動で伝える
・思いやり
・オウム返し
・話をじっくり聞く
・希望を持ってもらう
・批判や非難をしない
・返報性の技術
・社会的ブランドの演出
・希少性を強調する
・他の人より少し早いイメージを持たせる
・感動してもらう
いろいろな方法を先人たちが教えてくれています。ついでですので、代表的な書物をリストアップしておきましょうか(画像をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)。
たいていの場合、ここまでで話は終わりです。
しかし、もっと大切なことがあります。
そうです。それが3パターン目となります。
3パターン目こそが、「何を売るか」の真髄であり、それはブランディングなどにもつながっていきます。
それは(3)自分の心に従い、その思想や願望(自分)を売ることです。
○自分の心に従ったもの(願望・思想・自分)を売るとは?
むずかしく考えることはありません。
非常にシンプルなことです。
実際、みなさんも無意識にやっていることです。
例えば、こういうことです。
・安定が欲しかったら→何を売りますか?(何を捨てますか?)
・社会貢献したいと思ったら→何を売りますか?(何を捨てますか?)
・高収入を追求したいなら→何を売りますか?(何を捨てますか?)
答えは簡単に出せると思います。
同様に考えてください。
他者に自分を買ってもらいたいなら、
何を売りますか?
そして、(1)(2)とは違うことを考えてください。
そうです。
それが「自分の心に従ったもの(願望・思想・自分)」です。
ザックリと言ってしまえば、
相手に「自分の大きな理想」を提示することです。
例えば、こういうことです。
→貧困格差を減らしたい
→社会の課題を解決したい
→自分のライフワーク
掲げる理想は大きければ大きいほどいいでしょう。もちろん社会性がベースであることが必須です。
そうすれば相手の心に響きます。
わかっていただけたでしょうか?
もう少し具体的に説明しましょう。
例えば、あなたがホームページを作ることで生きていこうとします。
その時に「安い!早い!キレイ!」だけでは物足りません。
そこに「情弱を減らしたい!」「悪徳業者のカモになる人を減らしたい!」などといった理想をプラスするということです。
さらにできるだけ具体的に困っている人を思い描き、自分が助けるイメージを伝えることで、グッとあなたの魅力が相手に伝わり、心に刺さっていきます。
自分を売るセールスポイントをよく考え、アピールしてみてください。
「誰のために自分を売るのか?」
「誰をどのように変えたい商品なのか?」
あなたの理想を再検証してみてください。
安直に稼ぎたいという心を掘り下げてみてください。
お金は追うな? いや、お金はガソリン。必要不可欠だ!
中には、こんな風に考えてしまう人がいます。
「自分の理想を実現させるためにお金を儲けることは、あまり良くないことだ」。
「お金を追い求めちゃいけないのだろうか」。
これは大きな間違いです。
たくさんお金は儲けた方がいいです。
儲けるというイメージが悪ければ、稼ぐでもかまいません。
たくさん稼ぎましょう!
そして、できるだけ有意義に使うことを考えましょう。
もちろん成金のようになるのはもってのほかですが。
相手に自分を買ってもらう時に「お金」は必要です。
なぜならば、現在は貨幣経済(資本主義)で世の中が回っているからです。
お金がガソリンだからです。
お金は自分の理想を実現するためには欠かせないものです。
お金があれば仲間を増やすことだってできます。
理想を実現するスピードが速まります。
お金はそういう存在です。
具体的に何を売れば(提供すれば)いいいのか? 売り方のコツはコレ!
ここまで説明すれば、だいたい理解していただけたと思います。
「心を売る」とは、自分の理想を実現させることです。
間違っても、違った意味で自分の心や魂を悪魔に売り払わないでください。
ん?
もう少し具体的な売り方を知りたいですって?
ならば、簡単な売り方のコツをお伝えしましょう。
それは「有形には無形」「無形には有形」という法則です。
つまり有形の商品を売りたいならば、具体的に「相手の心の喜び」などを演出します。
反対に無形の理念を売りたいならば、具体的「相手の生活変化(具体的成長)」などを演出します。
良いものが必ず売れるわけではない! 売るために「言語化・可視化」せよ!
残念ながら良いものや素晴らしいものが必ず売れるわけではありません。
これは肝に銘じておいてください。
買う人は、あなたの考えている理想にお金を出すのです。
そして、残念ながら相手はあなたの価値を考えてはくれません。
だから売るために「言語化・可視化」が必要です。
それこそがブランディングのキモでもあります。
さぁ、あなたは自分の何を売りますか?
何かの参考になれば幸いです。
では!
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