【加齢？肝臓の病気？原因は？】酔いのメカニズム＆お酒が弱くなる理由

つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。お酒好きです。けっこう酒量も多い方でした。しかし、最近はめっきりお酒が弱くなりました。加齢のせいでしょうか？　それとも深刻な肝機能低下みたいな病気でしょうか？　年齢と共にお酒が弱くなる理由を調べてみました。

体内でのアルコール分解の流れ＆酔いのメカニズム

まず、飲んだお酒がどのような過程で分解され、どのような流れで酔うのかを知っておきましょう。

 

＜アルコール分解の過程＞
（1）飲酒
（2）胃でアルコール吸収（約20％）→吸収遅い
（3）小腸でアルコール吸収（約80％）→吸収早い
（4）吸収されたアルコールは血液によって肝臓へ
（5）肝臓でのアルコール分解作業開始
（6）アルコールが溶け込んだ血液が全身をまわる

 

＜酔う状態とは＞
アルコールが溶け込んだ血液が脳に到達して、脳が麻痺する状態のこと。

 

やはり酔いにくい人は肝臓が強い人というわけです。さらに血液に溶け込む前に体外に出してしまったり、アルコールの吸収を抑えたりする食べ物を積極的に摂ることが酔いから逃れる有効な方法というわけです。

 

反対に安上がりに酔いたければ、お酒だけを飲めばいいわけですね（苦笑）。

この辺のメカニズムは厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」にも紹介されています。

出典：アルコールの吸収と分解（e-ヘルスネット）
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html

 

 

 

 

肝臓の機能がピークなのは30代。あとは落ちていくだけ!?

さて、加齢と共にお酒が弱くなる理由……「アルコール分解の過程」を見ていただければ一目瞭然です。大きな原因は、肝機能の低下です。

調べてみると、納得のデータが出てきました。

肝臓が担っているアルコールを分解する肝機能のピークに関しての話です。

どうやら肝機能のピークは・・・

 

30代らしいんです（個人差アリ）。

 

40代、50代と、加齢につれてお酒が弱くなったと感じてしまうのは、このせいだったんですね。

はい、閉店ガラガラ！

これではつまらないので、もうちょっと調べてみました。

すると、もうひとつの原因が見えてきました。

 

 

 

 

体内の水分量にも原因があった！

赤ちゃんのお肌がプルプルで、高齢者のお肌がシワシワな理由はわかりますでしょうか？

はい、その通り。

 

体内水分量のせいです。

 

体内水分量は年齢と共に下がってしまいます。

その変化は、以下のような感じで変化していきます（個人差アリ）。

胎児90％→新生児75％→子ども70％→成人60〜65％→老人50〜55％

※体内水分量に関しては「【人間の身体の50〜75％は水】年代によって水分量はどう変化するのか？」でも書いたことがあるので、よかったらご覧になってください。

 

体内水分量が10％異なると、かなり影響が出てきます。

ちなみに熱中症は一気に10％ほどの水分が減った状態で、死に至る危険性をもたらします（要するに加齢の水分低下はゆっくりと死に向かっている状態ですね）。

 

さて！

 

加齢と共に体内水分量が減少したのも酔いやすい理由なんです。

 

ご存じのとおり、肝臓でのアルコール分解には水が必要です。加水分解ってやつです（体内のアルコール分解の場合は、正式には加水分解とはいわない）。

体内水分量が少なければ、肝臓のアルコール代謝能の働きも鈍ってきてしまいます。もちろんダイレクトな形となる「利尿促進」にもブレーキがかかってしまいます。

さらに血中アルコール濃度も高くなりやすくなります。

 

 

○お酒やカフェインは水分補給にならない！

たまに間違ったことを言われている人がいますが、お酒で体内の水分量は増えません！

お酒は液体ですが、まったく水分補給にはなりません！

さらにお茶、コーヒーなど、カフェインが多く含まれる飲み物もダメです。

 

これだけは忘れないでください。

 

水分補給するならば、「麦茶、杜仲茶、ハーブティー、水、経口補水液、スポーツドリンクなど」です。

 

これが水分補給のキモです！

 

できるならばお酒と同じ量以上の水を飲むことを推奨している人もいます。

 

お酒の間に水を挟むなんて邪道だと思ってしまうかもしれませんが、楽しくお酒を飲み、過度の二日酔いを回避するためには必要だと思われます。

 

 

 

 

まとめ

楽しく飲んで、ハードな二日酔いを避けるためには、賢い飲酒が必要ですね。

単純に酒量を減らすという方法もあるでしょうが、酔いのメカニズムを知ることで、対策もしやすくなります。

基本は下記の2点でしょう。

（1）積極的に水分補給（酒量と同量の水分補給）
（2）積極的に食べ物摂取（できるだけ胃でお酒を止める）

繰り返します。

賢くお酒は飲みましょう。楽しみましょう。

では！

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