昔、火や水について関心を持って調べていた時期がありました。私は非常に水への関心が強いです。不定期ながら水に関するあらゆることをまとめていきます。
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「水のことわざ・格言・名言一覧」を、【あ行】から【ら行】まで整理して紹介します。
【あ行】
【目次】本記事の内容
- 1 油に水
- 2 行く川の流れ
- 3 一衣帯水(いちいたいすい)
- 4 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 5 魚と水(うおとみず)
- 6 魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
- 7 男が川なら、女は水たまり
- 8 蛙の面に水(かえるのつらにみず)
- 9 河童の川流れ
- 10 川についていけば海に出る
- 11 行雲流水(こううんりゅうすい)
- 12 誘い水
- 13 山紫水明(さんしすいめい)
- 14 上手の手から水が漏る(じょうずのてから みずがもる)
- 15 水魚の交わり
- 16 澄んだ井戸も一匹のどじょで濁る
- 17 立て板に水
- 18 血は水よりも濃い
- 19 年寄りの冷や水
- 20 寝耳に水
- 21 背水の陣
- 22 春の雨は貴きこと油のごとし
- 23 覆水盆に返らず
- 24 水入らず(みずいらず)
- 25 水と油
- 26 水に流す
- 27 水の泡
- 28 水は方円の器に従う(みずは ほうえんの うつわに したがう)
- 29 水も漏らさぬ
- 30 水を差す
- 31 水を飲んで井戸を掘った人を忘れず
- 32 明鏡止水(めいきょうしすい)
- 33 焼け石に水
- 34 落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)
油に水
油と水が混じり合わないように、異質なために調和しないこと。水と油と同様。
行く川の流れ
鴨長明『方丈記』の書き出しで知られる名言。川の流れは永遠のようで絶えず新しい。それは命の儚さのようなものであるという意味。
一衣帯水(いちいたいすい)
「衣帯」は着物の帯のこと。一筋の細い帯のように長く、狭い川や海峡のことから、二つの隔たりが非常に狭く、隣接していること。『南史』に登場するエピソードより。
魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
相手が自分に対して好意を示せば、こちらも好意を持って対応しようとする心の動きを表す。本来は「魚、心あれば、水、心あり」だったが、一語化した。
魚と水(うおとみず)
魚と水のように切っても切れない関係のこと。非常に親しい関係であることを示す表現。
魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
決して離れることのできない親密な関係であることのたとえ。もしくは新天地で見違えるように活躍する様を示すことも。「水を得た魚(みずをえたうお)」も同様の意味であるが、読み方に注意(うお→さかなは誤読)。
男が川なら、女は水たまり
乾期にはカラカラだが、雨季には激流と化す川が男性とするなら、女性はプールの水。満々とたたえて一見静かに見えるが、一旦堰を切ると手の施しようがないこと。
【か行】
蛙の面に水(かえるのつらにみず)
どんな目にあわされても気にせず、平気でいること。「蛙の面に小便(ションベン)」とも言われるが、こちらの場合は非常に厚かましい、恥ずかしげもないといったニュアンスで使われることが多い。
河童の川流れ
泳ぎの得意な河童が川に流されてしまうような、大きな油断をして失敗してしまう様。
川についていけば海に出る
山で道に迷っても、水は命を導いてくれるという意味。
行雲流水(こううんりゅうすい)
空の雲や流れる水は自然の流れには逆らうことがない状態から、物事を自然の成り行きに任せること。または、澱みのない状態をさす。北宋の文豪・蘇軾の言葉。
【さ行】
誘い水
井戸のポンプで水が出ないときに、水を誘い出すために上からポンプ内に注ぎ込む水のこと。呼び水とも言う。このことから、あることのきっかけとなることをさす。
山紫水明(さんしすいめい)
景色が美しいこと。日に映えた山は紫色に見え、水は清らかで澄んでいる状態。江戸時代、『日本外史(にほんがいし)』などの著作で知られる歴史学者・頼山陽(らい さんよう)の造語。
上手の手から水が漏る(じょうずのてから みずがもる)
とても腕のいい人でも失敗することがあるという意味。「上手の」部分が省略されて、「手から水が漏れる」とだけ使われることも多い。
水魚の交わり
水と魚が切っても切り離せない関係になぞらえ、離れることのできない非常に親密な間柄のことを表す。夫婦の仲がむつまじいことのたとえにも使われる。
澄んだ井戸も一匹のどじょで濁る
どんなに住んできれいな水も、たった一匹のドジョウで濁ってしまうので、人間関係を構築するときには注意するように、という戒め。
【た行】
立て板に水
立てかけた板に水をかけるとすぐに下に流れるように、すらすらと止めどもなく言葉が出るさま。
血は水よりも濃い
どんなに深い他人との関係よりも、血縁者の絆は深く強いものであり、最後には頼りになるというたとえ。
年寄りの冷や水
老人が年齢にふさわしくない無謀なことや危険なこと、出すぎた振る舞いをすること。『江戸いろはかるた』のひとつ。
【な行】
寝耳に水
まったく予期していなかった突然の出来事に驚かされること。
【は行】
背水の陣
失敗すれば後がない状況に身を置いて物事に対峙すること。漢の韓信が趙と戦ったとき、敢えて砦を川を背にして配置した。兵たちが死に物狂いで戦って勝利した『史記・淮陰侯列伝』のエピソードにもとづく。
春の雨は貴きこと油のごとし
春の雨は大事なもので、農作物の収穫を左右するということ。
覆水盆に返らず
一度おこったことは取り返しがつかず、元には戻らないということ。
【ま行】
水入らず(みずいらず)
親しい人同士だけで過ごすこと。
水と油
油と水が混じり合わないように、まったく異質なために調和しないこと。油と水と同様。
水に流す
過去のことは、すべてなかったことにすること。
水の泡
水の泡のように消え去ってしまう様子から、いままでやってきた努力などが、いっさい無駄になってしまうこと。
水は方円の器に従う(みずは ほうえんの うつわに したがう)
水は器によって形が変わるように、人間は周囲の人間関係で良くも悪くも簡単に変化してしまう、という意味。
水も漏らさぬ
警備・警戒・防御な非常に厳重で、完全な状態のさま。また、男女の仲が非常に良い例えにも使われる。
水を差す
人間関係や物事がうまくいっているときに邪魔をすること。「水を注す」とも書く。
水を飲んで井戸を掘った人を忘れず
井戸を掘って水をもたらしてくれた人の功績を讃え、一生忘れない姿勢のこと。
明鏡止水(めいきょうしすい)
「明鏡」は曇りのないよく映る鏡のこと。「止水」は澄んだ水面のこと。このことから邪念が一切なく、静かに落ち着いている澄みきった心の状態のことを表す。 『荘子・徳充符』に登場する言葉を合体させた。
【や行】
焼け石に水
火で焼いた石に少しの水をかけても冷めないことから、助けなどがまったく足りずに役に立たない様子。
【ら行】
落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)
散る花は流れる水にそって流れていきたいという性質があることから、男女の自然に寄り添う気持ちを表現している。
適宜、追加していきます。
では!
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【あなたは飲料水として何を使っていますか?】
私はペットボトル派です。東日本大震災後、水道水と決別し、いろいろなメーカーの水を試して10年になる私が、「そもそも水道水じゃダメなの?」「水を扱う会社が多すぎてわからない!」「生活にマッチした水選びの方法はある?」などの疑問・問題解決に関してまとめた記事です。→ 【タイプ別の賢い水選び】ウォーターサーバー? ペットボトル購入?
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