昔、火や水について関心を持って調べていた時期がありました。私は非常に水への関心が強いです。不定期ながら水に関するあらゆることをまとめていきます。
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【目次】本記事の内容
オケアノス(オーケアニス)
ギリシア神話の水の神で、とくに外洋の海流を神格化したもので、天空神ウラノスと大地の女神ガイアの子である。ギリシア神話では、世界は円盤状になっており、大陸のまわりを海が取り囲み、海流(オケアノス)がぐるぐると回っているとされた。
大洋を意味する「ocean(オーシャン)」は、オーケアノスの名に由来しており、真実の口はオーケアノスの顔とされている。
ポセイドン
ギリシア神話の海と地震を司る神。オリンポス十二神の一人。
最高神ゼウスについで圧倒的な強さを誇っており、海洋の全てを支配し、さらに全大陸すらもポセイドンの力によって支えられているとされている。さらに地下水の支配者でもあり、泉の守護神ともされる。別名「ゼウス・エナリオス(海のゼウス)」ともいわれている。
怒り狂うと、強大な地震を引き起こして世界そのものを激しく揺さぶり、人間ごと破壊した。
アムピトリテ
ポセイドンと結婚した海の女神。ポセイドンがイルカを創造してプレゼントしたことで仲が深まったという説がある。
海を操り、大津波や嵐を起こすことができる。海の怪物や怪魚を飼うことが趣味。
ネレウス
穏やかな内海を神格化している海神。「海の老人」とも呼ばれている。正直で、穏和かつ聡明な神として知られ、予言能力を持っていた。詩集『オデュッセイア』ではプローテウスのことも「海の老人」と呼んでいるため、しばしば混同されることも。
ステュクス
ギリシア神話において地下を流れているとされる大河、あるいはそれを神格化した女神。ステュクスの水には神々さえも支配する特別な力が宿っており、猛毒であるという説や、逆に不死をもたらす神水であるという説が唱えられている。
アケロオス
ギリシア神話に登場する河の神。変身術によりさまざまな姿になることができる。春になると雄牛の姿のときにヘラクレスに片方の角を折られたことを思い出し、洪水を起こすといされている。
トリトン
ポセイドンとアムピトリテの間に生まれた海神。下半身が魚になっている。
ウンディーネ
四大精霊(水・風・火・土)の一人で、水を司る。中世の錬金術師パラケルススが名前を与えた。
湖や泉などに住んでおり男女の性別はないが、多くの場合は女性の姿をしている。
ニョルズ
北欧神話に登場する海の神(港湾の神)。漁業の守護者であり、冬の気候の厳しい北欧では夏の間しか漁業ができないことから、夏の神とも崇められた。海にまつわる人間の活動を守っている。
エーギル
北欧神話に登場する海の神。白髪・白髭の姿で、巨人族に属する。娘たちは「波の乙女」と呼ばれている。 ニョルズとは異なり、自然現象としての海そのものの象徴である。
リル
アイルランド神話(ケルト神話)の海の神。多数の『リルの子供たち』がおり、活躍する海神マナナン・マクリルの父親。
ヴォジャノーイ
東欧に住む水の精霊。
洪水を起こしたり、人間を食べてしまうともいわれているが、嵐の時などに漁師を助けたり、豊漁をもたらすこともある。
姿形は様々で、カエル、老人、苔だらけの巨人など、さまざまな姿で描かれて現在に伝わっている。
アプサラス
インド神話に登場する天海の水の精。自由自在に姿を変えることができる。おもに白鳥に変身することが多い。
ネプチューン
ローマ神話の神。ギリシア神話のポセイドンに相当する。
ティアマト
メソポタミア神話における海の女神。創造における混沌の象徴。人の姿を模しておらず、その体躰は現在の世界を創る材料にされるほど巨大で、「大洪水を起こす竜」と形容されたほど。
バアル
ウガリット神話での嵐と慈雨の神。棍棒と槍を握る戦士の姿が勇ましい。慈雨の神から農業に携わる人々から豊穣神としても崇められた。メソポタミア北部からシリア、パレスチナにかけて信仰されていた天候神アダドと同一視されたいた。海神ヤム(ヤム・ナハル)とは兄弟であり、敵対者でもあった。
ヤム
ウガリット神話での海と川を神格化した神。竜の姿をしている。雨が地上を潤すと主張するバアルと、川や泉で地上が潤されると主張するヤムは対立し、地上の支配者の地位を巡って戦った。バアルは棍棒と槍(2本の棍棒)を使ってヤムを倒したとされる。この武器は雷が転じたものとも考えられていた。
ヘケト
エジプト神話における水の女神。蛙そのもの、もしくは蛙の顔をした女性の姿をしている。
クヌム
古代エジプトから伝えられている創造神の一人。ナイル川を司る神でもある。羊の頭をした人の姿をしている。
ダゴン
クトゥルフ神話に登場する架空の神。水棲種族で水の精ともされて海水に護られており、海中では自在に活動できる。
クトゥルフ
クトゥルフ神話に登場する架空の生物。海底に沈んだ都市ルルイエに封印されているとされ、タコやイカに似た六眼の頭部、鉤爪のある水かきの手足を持ち、人間はクトゥルフの姿を見ただけで発狂するとされる。
アナーヒター
ペルシア神話に登場する川や水を司る女神。アルブルス山頂から流れ出す川を守護するとされ、この川の水が生命を育成する源泉と考えられていることから、健康、子宝、豊穣の神ともされている。
アープ
ゾロアスター教において崇拝される水神。
サラスヴァティー
ヒンドゥー教の女神。「水(湖)を持つもの」という意味の持つ名前であり、水と豊穣の女神とされている。日本では七福神の一柱、弁才天(弁財天)として親しまれている。
アーパス
古代インドの『リグ・ヴェーダ』に登場する水の女神。
えびす(ゑびす/恵比須)
七福神(インドの三柱、中国の三柱、日本の一柱で構成された神々)の一人で、唯一の日本の神様。烏帽子と狩衣を身に付け、右手に釣り竿、左脇に鯛を抱えている姿で知られている。海の向こうからやってくる海神とされている。
豊漁をもたらす漁業神とされ、大漁旗の図版としてもよく使われている。現在は商売繁盛の神様として親しまれている。
日本の水神
日本では河童、蛇、龍などが水神の象徴として扱われることが多く、水神の神使とされたり、神そのものとされたりしています。場所によってはウナギ、タニシなどを水の主としているところもあります。
下記の神々の説明に誤りがあるかもしれません。あくまでも参考として活用ください。
◯罔象女神(みずはのめのかみ/ミヅハノメ)
罔象女神は『日本書紀』の表記。『古事記』では弥都波能売神(みづはのめのかみ)とされ、神社の祭神では水波能売命と書かれることもある。カグツチを生んで陰部を大火傷して苦しんでいたイザナミ(伊耶那美神)の尿から生まれたとされている。ちなみに罔象女神が生まれた後に続き、和久産巣日神(ワクムスビ)を生んでイザナミ(伊耶那美神)は亡くなってしまった。名前は「水が這う」「水が走る」といったニュアンスが込められており、曲がりくねった川のイメージからつけられたともいわれる。灌漑の水の源を司る神、清泉を表象した女神などとされるが、後世では井戸の神や紙漉きの神、さらには尿から生まれたことから、肥料の神・厠の神として祀られるようになった。
参考:
・弥都波能売神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/mitsuhanomenokami/
・罔象女神を祀る神社(玄松子の記憶)https://genbu.net/saijin/mizuha.htm
◯闇淤加美神(くらおかみのかみ/ミヅハノメ)
イザナミ(伊耶那美神)が迦具土神(カグツチ)を生んだことによって神避りし、伊耶那岐神が迦具土神の頸を斬った際の刀にたまった血から生まれた神。水の神や雨乞いの神として信仰されている。闇淤加美神は『古事記』での表記で、『日本書紀』では龗神(おかみのかみ)と表記された。龗神とは雨を司る龍神のこと。淤加美神(おかみのかみ)と同一か。
参考:
・闇淤加美神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/kuraokaminokami/
・闇淤加美神を祀る神社(玄松子の記憶)https://genbu.net/saijin/okami.htm
・淤迦美神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/okaminokami/
◯闇罔象神(くらみつはのかみ/クラミツハ)
『古事記』では闇御津羽神、『日本書紀』では闇罔象神と表記されている神。闇罔象神は祈雨(きう)、止雨(しう)、灌漑の神、井戸の神として信仰されている。
参考:
・闇御津羽神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/kuramitsuhanokami/
◯天之水分神(あめのみくまりのかみ)
日本神話(古事記)に登場する日本の神で、水の分配を司る神。日本神話では、神産みの段でハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ両神の子として天水分神(あめのみくまりのかみ)・国水分神(くにのみくまりのかみ)が登場する。 のちに「みくまり」が「みこもり(御子守)」と解され、子供の守護神、子授け・安産の神としても信仰されるようになった。
参考:
・天之水分神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/amenomikumarinokami/
◯瀬織津姫神(せおりつひめ)
川に坐す水の神で、すべての罪を海にながしてくれる。龍神や弁財天と同一ではないかとも言われている神。諸説多く、正体不明でもある。大禍津日神(おほまがつひのかみ/おおまがつひのかみ)と同一という説もある。映画『君の名は。』のモチーフでもある。
参考:
・大禍津日神(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/omagatsuhinokami/
◯日河比売(ひかはひめ/ひかわひめ)
「日」はヒと読み、「霊」「氷」「檜」などの借訓、「河」は正訓で河川の意。「霊的な川に奉仕する巫女」とする説や、「氷川」と同じかとして諸国の氷川神社と関連づける説がある。
参考:
・日河比売(國學院大學・神名データベース)http://kojiki.kokugakuin.ac.jp/shinmei/hikawahime/
適宜、追加していきます。
では!
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