【中水道（ちゅうすいどう）って？】上水道や下水道との違いは？

投稿日：2019-07-30 更新日：2020-12-06

つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。「中水道（ちゅうすいどう）」って聞いたことありますか？　水不足の対策として注目されている“第三の水道”のことなんです。今回は簡単に「中水道（ちゅうすいどう）」のことをご紹介します。

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【目次】本記事の内容

1 「中水道（ちゅうすいどう）」とは？　正式名称は「雑用水道」
2 「中水道（雑用水道）」を利用しているのは、どんな施設？
3 画期的な「バイオ接触酸化法」で排水処理の効率がアップ！

「中水道（ちゅうすいどう）」とは？　正式名称は「雑用水道」

「中水道」って耳慣れない言葉ですよね？　そうでもないですか？

これは上水道や下水道の中間的な意味合いで呼ばれていますが、正式名称ではありません。

国土交通省では「雑用水道」と呼んでいます。

日本での「雑用水道」の導入は半世紀ほど前からスタートしました。注目が集まるようになったのは、水不足が話題になる昭和50年代あたりからです。

建物内循環方式とか、地区循環方式などがあり、簡単に言ってしまうと「雨水、工業用水、さらにトイレや台所などの排水を再処理して雑用水として使う」という循環システムです。

簡単に言うと、「飲むことはできないが、社会で再利用される水」ってことです。

「中水道（雑用水道）」を利用しているのは、どんな施設？

「中水道（雑用水道）」は官公庁のビル、学校、医療施設、イベント開場、ホテル、体育館、ホテル、駅、空港、市場など、公共的な大型施設で利用されていることが多いです。

ダントツなのが官公庁関連の建物で、全体の1／4程度を占めています。続いて、学校、民間の大型ビルが続きます。

問題はコスト面で、規模が大きくなればなるほど処理の費用は安くなりますが、現実的には頭打ちになっているようです。

画期的な「バイオ接触酸化法」で排水処理の効率がアップ！

「中水道（雑用水道）」の処理は、どのようなシステムで行われているのでしょうか。

水処理関連事業を行う大手会社で知られる第一環境アクア株式会社さんは、「BCS-MNB」という処理システムで行っています。

これです。

「BCS（第一環境アクア）」
http://daiichikankyo-aqua.com/service/bcs.html

「BCS-MNB」とは、油脂分解菌（バイオ生剤）を主成分としたバイオ接触酸化法です。

全然チンプンカンプンだと思います。

結果的に排水の処理の効率アップ、水槽容量のダウンサイジングとともに、さらに安定した処理が可能となったようです。

第一環境アクアさんは、下記の施設の導入のサポートをしています。

「第一環境アクア　施工例」
http://daiichikankyo-aqua.com/service/cyusui.html

第一環境アクアさんのホームページを見ると、中水道設備以外にも除害施設、食品工場排水、汚水処理設備などの詳細も紹介されています。

こちらです。

第一環境アクア株式会社
http://daiichikankyo-aqua.com/

水って、さまざまな形で処理されているんですね。あらためて知ると驚かされてしまいます。

では！

【あなたは飲料水として何を使っていますか？】
私はペットボトル派です。東日本大震災後、水道水と決別し、いろいろなメーカーの水を試して10年になる私が、「そもそも水道水じゃダメなの？」「水を扱う会社が多すぎてわからない！」「生活にマッチした水選びの方法はある？」などの疑問・問題解決に関してまとめた記事です。→ 【タイプ別の賢い水選び】ウォーターサーバー？　ペットボトル購入？

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